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2月11日「建国記念の日」になぜ「の」が必要なのか

2月の祝日と言えば、「建国記念の日」。よく考えてみれば、日本国民の多くが何故、この国の創始たる建国の意味を知らないのかということに疑問に持ち始めたのが、私の講演人生のスタートでした。

 世界的にみれば、いわゆる「建国記念日」というのは、国家最大の慶事として盛大に祝います。アメリカの「独立記念日」では、「Happy Birthday, America!」などと騒いで、華やかな花火や盛大なパレードに興じ、中国でも国慶節という祝日を用いて建国の偉業を大いに讃えます。「それでは日本は?」と振り返ってみると、そのような想いや経験に触れた記憶はほとんどありません。多分、ほとんどの方は単なるお休み程度にしか思っていないでしょう。もちろん、私もそうでした。

 このため、私も事あるごとに、「『建国記念の日』の建国はいつ、何をもって建国だと思われますか?」と質問をしてみても、明快に答えられる方はほとんどおらず、仮に何かしらの解答が出たとしても、明治維新か戦後などと近代にその始まりを求められる方が多く、実際、考えたこともなかったという意見が大半を占めておりました。

 本来、この「建国記念の日」は、紀元節(きげんせつ)と呼ばれる初代天皇たる神武天皇がご即位された日を言います。古くは、「日本書紀」の中で語り継がれ、九州からの東征を経て、大和を統一した結果、現在の奈良県橿原市あったとされる畝傍橿原宮(うねびのかしはらのみや)で即位をしたというものでした。それを明治政府が日本国の正式な起源と定め、「建国記念日」として迎えてきたのですが、今の時代、こうした話を知る人はほとんどいません。同様に、この起源を元に用いられた紀年法、「皇紀」の存在を知る人も少なく、今年で皇紀2675年という、日本は国家として世界最古の歴史を歩み続けているのですが、その偉業を知る方はほとんどおりません。

 もちろん、多少の神話を含みますので、時代考証的にはどうなのかと言われれば、そこは定かではない部分もありますが、それでも多少の誤差を含んだとしても、「世界最古の国家」という立場は決して変わることはありません。実はそれくらい圧倒的な歴史を歩んでいるのが私たちの国、日本なのです。それでは何故、そうした事実を私たちの多くは知らないのでしょうか。実はここに大きなカラクリが一つあります。

 国の建国を祝う日は、「建国記念日」とは言いません。「建国記念の日」という「記念」と「日」の間に「の」という一言が入ります。…

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